ビットコイン(Bitcoin)の価格が高騰し仮想通貨の盛り上がりが再燃し話題になってる今、
「マイニングって何?」と思われる方もいらっしゃると思いますのでマイニングの説明もしながら電気代を差し引いて利益がでるのかを実際にゲーミングPCでマイニングさせたデータを基に書いていきます。
ゲーミングPCには必ず搭載されているGPU(グラフィックボード)を使ってパソコンを使用しない時間帯でマイニングします。
目次
マイニングとは
ビットコインの取引データシステムに参加し、その報酬として新たに発行されたビットコインを受け取ることです。
今回使っていくのは「NiceHash」というマイニングソフトです。
お使いのコンピュータで一番効率よく発掘できる仮想通貨を自動選択し、
ビットコインにして報酬を支払うシステムがあるのでマイニング初心者でも特に難しい設定をする事無く使えるためおすすめです。
2017年12月6日には約4700 Bitcoin(当時の価値に換算して74億円相当)が盗まれる事件が発生し、一時は閉鎖しましたが返済プログラムを通じてユーザーに返済することを発表し、2019年1月には71%の返済が終わっています。
CPUを使ってマイニングする事も可能ですがGPU(グラフィックボード)のみでmsi製のGTX 1070 GAMING X 8G を使って検証してみようと思います。
節電タイマーを使って使用電力量を調べていきます。
これひとつで電気代を調べてくれる優れものですが契約してる電力会社によって料金が変わってくるのでこの機能は省きます。
- NiceHashのサイトに記載されている自分のBitcoin Address
を入力 - GPUのみにチェック✓
- ベンチマークを測る(初回のみ)
- Startをクリックしてマイニング開始
マイニング開始
GTX 1070のハッシュレートは45.7MH/s程で安定していました。
今回の記事では使用しておりませんがAMD Radeon RX 5700 XTの方が少しハッシュレートが少し高いです。
Device | Speeds |
AMD Radeon RX 5700 XT | 49.744 MH/d |
Total | 49.744 MH/d |
マイニングを開始して14時間後
総使用電力は4.11KWhとなりました。
消費電力が300Wいかないぐらいだったのでそれぐらいですね。
次は電気代の計算です。
契約している電機会社の料金を調べると1kWh 26円でした。消費電力や使用時間などを入力します。
消費電力 | 290W |
---|---|
時間 | 14時間 |
1KWh 単価 | ¥26 |
14時間稼働させた電気代は約106円という結果になりました。
そして、ビットコインは0.094mBTC獲得しました。
それではビットコインを日本円換算していきます。
0.094mbtc=334.8円になりました!※2021/1/31時点
結果
今回の14時間の検証だと電気代106.82円のビットコイン334.8円になので約228円の黒字になりました。
この検証を1日、1週間、1ヶ月とやってくのは大変だな~と思っていたら
NiceHashが電気代とデバイスを入力するだけで結果を表示させてくれる機能を作ってくれていました。
詳しくは下記をご覧ください。
→→https://lucasroom.com/nicehash-profitabilitycalculator/
考察とまとめ
このように一時的に稼ぐことも可能ですが、価格次第ではマイニングで稼ぐどころか電気代で損をしてしまうので注意が必要です。
自分が収益をだすなら以下の方法を取ります。
- GPUのPowerを下げて電気代を考慮したときのマイニング効率を上げる
- 深夜電力プランを契約する(夜間限定で稼働)
- 太陽光パネルの設置
ただ下2つはマイニングのためだけにするのは考えられないですね。
のかを確認すべし